つるし飾り作り方 1
今回は、直径約31㎝の輪を使います。
一般的には薄くそいだ竹を丸めて、白と赤の布を巻き付けて作ることが多いと思いますが、このつるし飾り用の輪は、木製で漆をかけてもらっています。
紐は、1.5㎜の正絹の組みひもを使っています。ちりめん細工やつるし飾りに使う紐は、他の化繊の紐では緩んできたり、垂れてしまったりするので、正絹(絹100%)の紐を使うことにしています。
まず、紐で上部のつるす部分を作ります。31㎝の輪だと、約3m40㎝の紐を三等分して、中央を10㎝固く三つ編みします。
中心から半分に折り、三つ編みの端を6本ある紐のうちの1本で一束にまとめます。
2本づつ、3つに分けて、三つ組みを5㎝組みます。また紐のうちの1本で一束にまとめます。緩まないように糸でまとめたところを目立たぬように止めておきます。
上部の紐の始末の仕方を動画にしました。三つ編みと三つ組みのところです。
輪の5つの穴に、一本づつ通します。一本中央に残る紐は、後で切ってほどけてこないように始末します。通してから紐をひと結びするのですが、抜けてくるのを防ぐために小さいウッドビーズを先に通してから結び、輪がつるした時に、傾かず平衡を保てるように紐の長さを調節します。
紐の先をひと結びして、丸い紐先飾りをつけます。布は直径3㎝。正絹の縮緬生地を使っています。
紐先飾りをつけるところをアップにすると、こんな感じです。
この続きは、動画をアップしました。
基本すぎるかもしれませんが、玉止めなどの作り方から。
① 糸を取り出すときに、そのまま針に通してしまわずに、うねうねしている癖をとります。 糸をぴんと張って、楽器の弦を鳴らすように親指で音を出すときれいにまっすぐ伸びます。弾いたことはありませんが、三味線を鳴らすような感じ。
② 針に糸を通すのが大変な場合は、糸通しを使うと便利です。これはクロバー(clover)のものです。クロバー製の針であれば、便利に使えます。ただ、みすや針とかの、針穴の小さな針には使えないことが多いです。(もう一つ、他社製のものを持っていて、それは針の種類を太い方と細い方の2種類選べるタイプですが、どこの製品かがわかりません。。。)
③ 結び玉というか、玉止めは、動画に出すまでもないかもしれませんが、人差し指の上に糸端をのせて、その上に針をおいて糸を3回ほど巻きつけ、針を抜くと、きれいな玉止めができます。指が乾燥していると、親指と人差し指で作る玉止めは、必要以上にごてついたり、なかなかできなくて思わず糸をなめたりしてしまいますよね。でも、このなめるのはできる限り避けた方がよいです。古い着物をほどいていると、経年による黄変がみられることがありますが、しつけ付きの着物なのに、玉止めのところだけ黄変していることがあります。それはおそらく唾液によるものです。細工物だとしても、気を付けたいと思います。
④ 直径3㎝の布の端から3㎜のところをぐし縫いします。少し縮めてから綿をのせ、紐先を中にはさんで縮めてまあるく作ります。これがなかなか、すんなりいかないようですが、回数をこなせばなれると思います。
とりあえず、上部はここまで。 (^^♪
お散歩の花
ちょっと一息。。。
お散歩途中のあじさいの花。色づきはじめました。
そろそろ 蛍 かな。(*^^)v