半夏生
半夏生はドクダミ科の植物です。
半夏生という名前の由来は、歴の「七十二候」のひとつです。夏至から10日目頃のことを言います。
その頃にちょうど見ごろを迎えるので、半夏生の名前が付いたと言われています。
半夏生とは別に、半夏(カラスビシャク)という植物もあり、花の名前は呼び方も地方によっていろいろあるので、ややこしいですね。
ともかくこの半夏生は葉が半分白いので、「半化粧」とも言われています。発音すれば同じことですが、なるほど覚えやすいかもしれません。
葉の半分白い部分は、日がたつと緑になります。
蒸し暑くなってきたこの季節に、半夏生をいけると涼やかな気持ちになります。他の花とは合わせずに、一種でいけてみました。
ちょうど半夏生のような花器があったので、こちらと合わせてみました。(^^♪
お散歩の花 木槿(むくげ)
近くのお寺の境内に咲く木槿の花が、ちょうど今が見ごろです。
アオイ科、中国、東南アジア原産。日本では奈良時代から栽培の記録があるそうです。
「利休にたずねよ」山本兼一著 の本の中にでてくる木槿の花はこの花のことだったなぁ~と、思い出しながらながめていました。本当のところは、誰にも分らないことですが、物語の中での利休と木槿の君との印象が強く心にのこっています。
薄くて白い花びらの中心は紅色。よく見るとハイビスカスにも似ています。一日花なので、なかなかいけ花には使いにくいですが、次々と咲いてくれて美しく不思議な魅力のある花です。 (#^^#)